■コマネチ大学数学科:集合場所問題

 「コマネチ大学数学科」の新学期が始まった。いつも私は酔っ払っているので、「iEPG」を使ってテレビ番組表から録画予約をしている。番組表では、1:45からの放映だったが、MLBの番組が中止の場合は「以降繰り上げ」とあった。野球などで放映時間が延長され「以降繰り下げ」というのは、まま、あることだが、盲点をつかれた感じ。MLBの放映が中止になり、番組は1:15にスタートしていたのだ。すっかり「いいちこ」な気分で、さて「コマネチ大学数学科」を見ようかとチャンネルを合わせたときには、すでに番組は半ばを過ぎていた。

 そんなわけで、今回の問題は「集合場所問題」なのだが、問題そのものを見ていないので、問題を想像してみる。

京都のような碁盤の目(格子状)の通りがある。5つのグループはそれぞれの位置にいる(●の中の数字は、人数)。このグループを1箇所に集めるとき、最適な集合場所(全員の移動距離の総計がもっとも短くなる場所)はどこか?

※Flashムービー:RSSリーダーでは表示されません(「Goo RSSリーダー」を除く)。また、方向キーを押しても動かない場合は、ムービー内を一度クリックしてください。

※追記(10月29日):日本語入力がONになっていると、SPACEキーを認識しないことが判明。すまそん><;

■中村センセによる「多数決の原理」
・集合点を仮に決める(ここでは、X=0,Y=0とした)。
・東西南北に1マスずつずらし、賛成が多ければ移動する。
・移動できなくなったところが最適な集合場所(答え)。

 上記の方法は、答えにたどり着く一般的な方法。「美しき数学の時間」では、たった5秒で解ける方法を紹介していたが、まだ放映されていない地域に住んでいる人のため、考える楽しみを奪うのは、やめておこう。

文肩と理肩@404 Blog Not Found

この記事は、小飼弾さんの「404 Blog Not Found」の「文肩と理肩」というエントリーにインスパイアされたものです。コメントとしては、文字数が多かったため、トラックバック記事としました。

 先人たちの肩に乗れるようになったのは、つい最近のことなんだよね。もちろん、昔は「文系」「理系」などといった分類はなかったろうし。文明は同時多発的に発生し、それらを結びつける通信手段もなかった。少なくとも、ガリレオ以前の天文学や、数学は、宗教的な意味合いも強かった。それが一変したのは、グーデンブルグの印刷技術や、論文を違ったコンピュータからでも見ることができるように考えた、ティム・バーナズ・リーが「ワールド・ワイド・ウェブ」の仕組みを考え出したからでしょうか。DANさんが述べている「数学的思考法」のふたつの図で言えば、天動説から地動説へ、ユークリッド幾何から非ユークリッド幾何、ニュートン力学から量子力学へ……。これらのパラダイムシフトは、「全順序」の円の図の中で、それらを含むさらに大きな円を描くことなんでしょうね。でも、なんか「全順序」って、その枠組みで考える限り、それを否定することができないから、ちゃぶ台をひっくり反したくなりますよね。複雑系などの登場は、多分に文肩的だと思うのだけれど、やはり、「全順序」の枠組みで、それを補完するものなんだよね。いずれにしろ、私のようなパンピーな酔っ払い爺も会話に加わることができるのは、ティム・バーナーズ・リーさんの肩が、100人どころか、数千万人乗っても大丈夫というほど、堅牢だったというわけではなく、その理念が素晴らしかったからです。

善悪中毒とは?

このブログは無料の「ココログフリー」を使っている。「ココログフリー」は無料の代償として、先頭の記事にGoogle Adsenceの広告が入る。広告収益は、ブログ運営者にではなく「ココログ」側に入る仕組みだ。

というのは、このブログ「ガスコン研究所」のGoogle Adsenceに以下のような、メッセージ広告が掲載された。

北は悪ですか
正義のために、また戦争ですか?
苛め、戦争を生む心の病、善悪中毒!

Google Adsenceに広告を出すには、キーワードを落札しなければならない。企業の広告ならわかるけれど、このようなメッセージ広告が表示されることは稀である。私はたまたまタイミングよく、目にすることができたが、広告を見ることができなかった人のため、リンクを貼っておこうと思う。

■善悪中毒の心理学-戦争など葛藤を生む心理
http://www.j15.org/GoodEvil/index.html

《引用》

倫理上の価値基準(=何が善で何が悪か)といった土俵を離れ、善悪という言葉・観念だけを純粋に取り上げてみると、その言葉・観念がいかに容易に錯覚の原因になるのか、という人間心理を観察することができます。

善悪の錯覚は、個人の心の葛藤を生むだけではなく、何千年にもわたって人類という巨大な集合体の様々な悲劇―戦争、テロ、抑圧、殺人、犯罪、拷問、いじめ―などの、根本的な原因となってきたと考えることが出来るのです。

このブログの過去エントリー「負け犬、勝ち犬?」でも書いたが、人間は本能的に二極に分けるのが好きなようだ。太古の昔から受け継がれた生命の自己保存のDNAによって、さまざまな局面で「危険か、安全か」といった判断を本能的に行ってきたからかもしれない。あるいは、群れをなす動物として、自分の属する群を「こっち」と「あっち」に分け、確認するためだったのかもしれない。

そして日常的に、あまり意識することなく「善悪」という倫理的な価値判断を行っていると思う。もちろん、「善悪」の判断をすることは大切なことだ。しかし、善か悪か、白か黒かに二極化してしまい、思考停止に陥ると、東郷潤氏の言う「善悪の錯覚」を生むことになる。

東郷潤氏は、「善悪中毒」、「善悪の錯覚」という言葉(スタンス)でさまざまな問題を解明しようとしている。その実践として「平和の絵本」を出版し、それを広める活動をしている。氏の「平和の絵本」はウェブ(上記のリンク、下記のリンク)で見ることができる。

平和の絵本集トップページ
http://www.j15.org/index.html

・終わりのない物語
・パブロフの犬
・魔法のメガネ
・嵐と湖
・どっちだ?
・子供を犯罪者に育てる方法
・教育マシン
・良い子にならなきゃ
・愛と嘘
・愛と敵
・優しい巨人
・一輪の花

素直な感想を述べると、申し訳ないが、最初は、ちょっと「引いて」しまった。しかし、すべての絵本を見れば、東郷氏がマジメに取り組んでいるのがわかる。第一印象が「引いて」しまったのは、あまりのストレート球に、目が眩んで体が「引いて」しまったのだ。

でも、なんのてらいもなく、直球勝負を挑み続ける氏の姿勢は、本当にスゴイと思う。私のような、酔っ払いの「さまよえる俗人」には、マネのできないことだ(ひねくれ爺の精一杯の好意的な記事だと解釈してくださいね)。でも、氏のウェブやブログで度々登場する、魔法のメガネをかけたモジモジくんの「モジ三」みたいなキャラクターは、可愛いというより、正直、ちょっと、コワいです;;
《引用》

2006102201

■東郷潤氏のブログ
「平和の絵本で-和を地球へ」活動日誌
http://peaceactivity.blog50.fc2.com/

善悪中毒 Book 善悪中毒

著者:びごー じょうじ,東郷 潤
販売元:リベルタ出版
Amazon.co.jpで詳細を確認する

Google Menu

Googleのパーソナライズド画面にガジェットを貼り付けることは、前々からできたけれど、これは便利だなぁと思ったのが「Google Menu」というもの。

2006102001

「Gmail」のように画面の左上に小さく、Googleが提供するサービスの名前を表示する。もともとパーソナライズドはGoogleアカウントにログインした状態で使うのを前提としている。なので、その状態からGmailやCalendar、Spreadsheetsなどへ直接、行き来できるわけだ。

2006102002 「Google Menu」に登録できる項目は、全部で10個。「Settings」で追加登録できる。私は「Google Reader」を追加してみた。

しかし、こうなると、すっかりGoogleの虜。Google依存度が高くなってしまう。ある日、身に覚えがなくても、Googleアカウントを取り消されたら……と考えると、ちょっと怖い。パソコンとかハードディスクも、突然使えなくなると、そのショックは大きい。日頃からバックアップと、代替手段を用意しておかなきゃ、とは思うんだけどね。

祝:Google ブログ検索

「Google Blog Search」の日本語版が公開された。

2006102003
http://blogsearch.google.co.jp

で、検索結果の精度というか表示の方法については、かなりクセがあると思う。

たとえば「inpostauthor:ガスコン」(検索オプションの投稿者で検索するのと同じ)で検索してみると、2006年9月21日の「脳のからくり」の次は、なんと2006年5月5日の「モーペルテュイの原理」という2つの記事が表示されるだけだ。

しかし検索結果10件の「RSS」をクリックすると、ちゃんと10件の記事を検索している。100件の「RSS」をクリックすれば、もっと数は増える。

これは、Googleニュースなどと同じで、同じブログや、同じ投稿者などの記事は、すべてを表示するわけではなく、数を絞って表示しているわけだ。このとき、どの記事を優先的に選択するのか、その基準はわからない。

「inpostauthor:ガスコン」で検索結果を表示したあと、「1日以内」を選ぶと(あくまで、この記事を書いた時点の話)、ちゃんと10月19日に投稿した記事がヒットする。つまり、インデックスは作成されているけれど、「指定なし」で検索すると、最新(3週間程度)のインデックスは表示されないというか、無視されるのかな……。あくまで、このブログの話で、投稿記事数が多いブログだと、また違ってくるのかもしれない。

ちなみに、「inpostauthor:」だけでなく、Googleの検索演算子の「link:」や「site:」などは、もちろんのこと、ブログ用の検索演算子「inblogtitle:」、「inposttitle:」、「inpostauthor:」、「blogurl:」も使うことができる。検索オプションを使うのと同じだけれど^^;

「500円でわかる活用技エクセル」発売

Excel_book これまでの学研「500円でわかる」シリーズにハンディーなコンパクトサイズ(B5版)の新シリーズが登場。10月19日発売なので、もう書店には並んでいるはず。146ページ、オールカラーで500円(税別)は、お買い得だと思う。本屋さんで見かけたら手に取って、そのままレジへ進んでください(^^;

 

 

■セブンアンドワイ
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=R0217076

■アマゾン
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4056045798

中国のミステリーサークル

2006101701

2006101702  中国の内陸部、タクラマカン砂漠とゴビ砂漠に挟まれた何もないような所だけど、直径300メートルの円形の奇妙な地形がある。影から判断すると、ストーンヘッジのように同心円上に並べられた何層もの壁のような建築物があるようにも見える。もっと奇妙なのは、その円の中心部に4機の戦闘機らしきものがあることだ。しかし、どう考えても、ここが航空施設であるわけがない。画面上部に白く雲のように見える部分も不可解だ。もし雲ならば、他の部分の影のつき方から考えて、地上に影が落ちるはず。もし、意図的に白く飛ばして隠しているのなら、なんらかの軍事施設なのではないかと考えられる。地上についた無数の2本線は、車両が移動した轍と思われるが、戦闘機のスケールから判断すると、かなり大型車両? いずれにしても、私にはよくわかりましぇん。ひょっとして地下核実験の跡なのだろうか?? これに関して事情通の方がいましたら、コメントよろしくお願いします。

Google Earthをインストールしている人は、以下のリンクをクリック。自分の目で確認してほしい。
■中国のミステリーサークル

美しい国は憎いし苦痛

「うつくしいくにはにくいしくつう」(回文)

引用:日刊スポーツ

 「美しい国」は「憎いし、苦痛」-。13日午後の衆院本会議で、テロ対策特別措置法改正案の趣旨説明に対する質問に立った民主党の山口壮氏は安倍晋三首相のキャッチフレーズ「美しい国」を取り上げ「逆から読むと『憎いし、苦痛』」と痛烈に皮肉った。

「うたばん」などでお馴染の山内アナの回文「いかない中居」(いかないなかい)とまではいかないが、きっと代表質問ということで、一生懸命考えたんだろうなぁ。

 でも、調子に乗って「ダ・ヴィンチ・コード顔負けのさしずめ安倍コード」とまで言っちゃうのは、いただけない。残念~~~~ん!!

いちおうトラックバックを貼ってみたが許可されるかな?
民主党:山口つよし氏のブログ
Mission21:明日、本会議で安倍総理に質問します
http://www.mission21.gr.jp/archives/000210.html

北朝鮮の瀬戸際外交と日本の瀬戸際

 思い起こせば、北朝鮮がミサイルを発射したのは、アメリカの独立記念日(7月4日:日本時間では5日の未明)だった。そして今回の地下核実験が行われた10月9日はコロンブスの日だった(コロンブスがアメリカ大陸を発見したのは1492年10月12日だが、1971年以降、10月の第2月曜日と定められた)。

 まあ、北朝鮮がそこまで考えたかどうかは定かではないが、熱烈なアメリカへのラブコールであることは間違いだろう。しかし、当のアメリカは、イラク、イランなど中東問題に忙しく、つれないそぶり。極東の問題はそっち(中国)がなんとかしてよという感じ。かつての冷戦構造はなくなり、ロシアにも北京にもマクドナルドがある時代だ。

 中国が北朝鮮と結んでいる中朝友好協力相互援助条約は、中朝の一方が他国から攻撃を受けた際、他方が軍事的支援をすることを義務づけている。中国はこの条約の改定を考えているが、改定には双方の同意が必要。しかし、国連が制裁措置を決定した時点で、国際法が優先される。事実上、この条約は破棄されたものという認識だ(もちろん、必要とあれば、ということで実効性はない)。

 それでも中国が、7章、42条はもちろんのこと、軍事衝突を招きかねない「臨検」にこだわるのは、北朝鮮政府が崩壊してしまったら困るからだ。2000万人の難民を受け入れる余裕はないし、韓国主導で朝鮮半島の統一がなされても困る。祖国統一を叫ぶ韓国にとっても、やはり困った状態であることに変わりはない。

 北朝鮮政府の転覆を望んでいるのは、じつは能天気な日本だけなんだよね。国際的な締め付けで北朝鮮が暴発でもしてくれたら、アメリカがなんとかしてくれると思っているし、いっきに戦争のできる国ニッポンの道が開ける。徹底的に北朝鮮を叩き政府を転覆させてしまえば、核の脅威はなくなるし、拉致問題だって北朝鮮の金正日政権の崩壊なしには解決しないと思っている。

 いっぽうアメリカは、世界一の核保有国として、北朝鮮が核を保有することは許せない。北朝鮮のような小国が核を保有して対等の交渉をしようなんて、おこがましい。なにせ、戦争好きのアメリカは、核保有国に対して戦争を仕掛けたことがないのだ。これ以上、パキスタンのようになしくずし的に核保有を認めちゃったりすることは避けたい。ってゆーか、北朝鮮が外貨稼ぎのためにテロ組織などに核兵器を売ったりしては困るし、もっと困るのは、日本を始め「ならばワシらも、抑止力としての核武装を!」などと言い出して、日本、韓国、台湾など、核拡散がドミノ倒しのように連鎖していくことである。

 だって、世界の警察としてのアメリカは、核というアドバンテージも確保したいじゃないの。一番いいのは、アメリカまで届かない北朝鮮のミサイル技術のままで、適度に危機を煽り、兵器購入のお得意先である日本にミサイル防衛のためのイージス艦やパトリオットミサイルをどんどん買ってもらうことである。

 アメリカにとって北朝鮮など、どうでもいいんだよね。べつに石油資源があるわけじゃないし。それよりも、この期に日本が巨額の資金を使ってミサイル防衛を進めれば、中国のICBM(大陸間弾道ミサイル)を封じ込めることができる。沖縄に配置したパトリオットは、自分たちの基地を守るためだし、横須賀にミサイル防衛のイージス艦「シャイロー」を配置したのだって、お得意様である日本へのプレゼンテーションだ。だって、北朝鮮のミサイルは、アメリカに届かないんだもの。

 なんか、地勢的にアメリカにとって日本は、その昔、中曽根元首相が言った「不沈艦空母」そのものなんだな。それも太平洋を封鎖する最前線の艦隊(駒のひとつ)だ。中国にとって日本は目の上のたんコブ状態。目障りなんだよね。小松左京の「日本沈没」とは、違った意味で「日本沈没」とならなければ、いいのだけれど……。

 で、多くの人にとって、こんな話はリアリティがないと思う。私だって「いいちこ」を飲みながら、酔いにまかせて、たわごとを書いているにすぎない。でも、私が住んでいるのは、米軍、厚木基地の近くで、北朝鮮が地下核実験といったニュースが流れると、「タッチ&ゴー」の演習が増えるんだよね。「タッチ&ゴー」とは、戦闘機が着陸態勢に入って滑走路にタッチすると、再び飛び上がって、それを繰り返す演習のこと。そのため、夜でも騒音がたえまなく響く。もちろん、これは空母への離着艦を想定した演習なのだ。だから、こんな世迷いごとを書くのは、ほんの少しだけリアリティを感じるからなのかもしれない。

Google Docs は使えるか?

Google Spreadsheets」は、以前のエントリーで紹介したが、これにワープロ機能が追加され「Google Docs & Spreadsheets」となり、ベータ版が公開された。

Google Docs & Spreadsheets
http://docs.google.com/

2006101602 
日本語はいちおう使えるものの、日本語版ではないため、書体を選ぶことはできない。で、ワープロ機能と表計算をひとつにしたのだから、文書の中に「Spreadsheets」で作成した表を挿入できるのかなぁ……と思っていたら、今のところ、それもできないみたい。新規に表組みを挿入できる機能はあるのだが、それも使い勝手がよいとは言えない。いろいろ、いじくったので私のミスも考えられるが、PDFで書き出すと、表組み自体も乱れてしまった。

「Docs」の使い方としては、文書をオンラインストレージに保存し、ファイルを共有することでコラボレーションが可能ということだが、こんな使い方をする人なんているのかしらん。自動保存されるファイルは、文書変更の履歴の管理も行き届いている。もうひとつは、記事を作成して直接ブログへ投稿するといった使い方だが、肝心のブログの設定方法がよくわからず、断念。どちらも、あえて使いたいと思わせるほどのものではなく、必要性を感じなかった。というか、簡単なHTMLエディタとして見ても、使えないというのが結論。