■[Flash]カッシーニの卵形曲線の描き方

 赤塚不二夫の漫画に「逮捕する~!」と叫びながら、街中で拳銃をぶっ放す、目がつながった警官が登場する。その警官のつながった目の形が「カッシーニの卵形曲線」だ。

(※Flash8のソース:cassini01.zip

「カッシーニ」とゆーと、アメリカが打ち上げた「土星探査機」の名前を思い浮かべるかもしれない。「ジョヴァンニ・ドメニコ・カッシーニ(Giovanni Domenico Cassini:1625~1712年)」は、土星の4つの衛星や、土星の環の隙間を発見した天文学者だ。彼の功績を称えて、土星探査機の名前にしたわけね。

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■コマ大数学科143講:一小刀問題

図形をいくつかの断片に切り分け、並べ直すパズルは西洋にも多いが、紙を「折って切る」というのは、日本独特のものとか「たけしのコマ大数学科」

C143_01

問題:上の図のように正方形の一部を欠いた形の紙を適当に折り、一度だけハサミを入れて切り、その断片をつなぎ合わせて、ひとつの正方形にしなさい。

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■[酒とバカ]:Google Maps Golf ?

先週の「たけしのコマ大数学科」が放映された木曜深夜から、金曜、土曜、日曜と、爺は連日「全英オープン」に釘付けだった(おかげで、記事のアップが遅れてしまったけれど;;)。

んで、「Google Maps API for Flash」を使って、誰か「ゴルフ」ゲームを作ってくれないかなぁ……と、常々思っていた。

Googlegolf

(※画像は、爺の妄想で、実際に遊ぶことはできないよ><;)

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■コマ大数学科142講:マネー・クーツの定理

前回のエンディングで「次回は、お金と靴の定理?に挑戦」とあったので、小島寛之センセの「容疑者ケインズ」という本の中にある、貨幣と靴の話のような、マクロ経済の問題かな…と勝手に想像していたけれど、まさか、マネー・クーツという人の名前とは…^^;「たけしのコマ大数学科」


問題:直角三角形ABCがあり、その内部にある円を直角三角形ABCの少なくとも1つの辺に接するように移動させます。円を移動させた軌跡の面積が最大となるときの円の半径を求めなさい(円周率πは、3とする)。

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■[Flash]ピタゴラ・ジュース・メーカー

 いつまで「原始ピタゴラス数」にこだわっているんだよ……と突っ込まれそうだが、爺なりの「ピタゴラ・ジュース・メーカー」を作ってみた。せっかく作ったので公開しておく^^;

※Copyright Hiroshi Yuki 「ピタゴラ・ジュース・メーカー」という言葉は、結城浩さんの命名。前記事「コマ大数学科141講:原始ピタゴラス数(補習)」を参照のこと。

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■コマ大数学科141講:原始ピタゴラス数(補習)

前回の「コマ大数学科141講:原始ピタゴラス数」の記事をアップしたあと、マス北野の解法を検証してみた。どうやら、爺は、マス北野の解法を理解できず、勝手な解釈を加えていたようだ><;

番組内で、マス北野は「奇数を足していくと、累乗の形になる」と言っていた。たとえば、a=3としたとき、1~3^2(9)までの奇数をすべて足す。1+3+5+7+9=25で、25の平方根をとると、c=5、bは、cから1を引く。b=4 というわけで、(a,b,c) = (3,4,5)となる。

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■コマ大数学科141講:原始ピタゴラス数

ピタゴラスは、物事の根源、「アルケーは数である」と言った。そんなこと、あるけー?「たけしのコマ大数学科」。

問題:三辺の長さが整数の直角三角形があります。三辺のうち、二辺の長さが素数であり、直角三角形の周囲の長さが132のとき、三辺のそれぞれの長さを答えなさい。

例として挙げた「33:44:55」の直角三角形は、三辺の長さが132になるけれど、どの辺も素数じゃないので、ダメだよ。

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■平成教育学院:マス北野の問題

昨日(7月5日)放映された「熱血!平成教育学院」のマス北野の算数問題。

日能研に通う小学生の正解率32%の問題だけど、今回は、宇治原君だけでなく、打倒、宇治原君を目指した予備試験をトップの成績で通過し、テレビ初出演の新井聖二(山マウンテン)、自称天才の中野祐太、東大タレントの三浦奈保子、大阪芸大出身の女優、久保田麿希、そして、平山あやが正解。出演者12人中、正解者5人で約42%の正解率だった。平山あやは、問題の図を自分の中で測ったということで、計算はしていない^^; しかし、井戸田潤(答え:16cm)も、劇団ひとり(答え:12cm)も目分量だったが、不正解だった。

続いては、6月21放映の問題。

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■「10歳の壁」を乗り越えろ

 前エントリーの「コマ大数学科」で、「そろばん」のように手を使ったり、「九九」のように声に出して唱えることを繰り返し反復練習することで、脳の「海馬」を通さず、体で覚えることを書いた。ちょっと、書き足りない部分があったので、もう少し続きを書く。

 少し前から、児童の学力不足が叫ばれるようになり、「百マス計算」が注目されて、多くの学校でも採用されている。「百マス計算」は、簡単な足し算などをすばやく計算し、手を動かして訓練する。慣れるに従って、考えるというよりも、手が勝手に動くという感じである。

 ところが「百マス計算」のスピードを競うあまり、ある児童たちは、「裏ワザ」ならぬ、百マス計算の「攻略法」を発見する。

 これは、だいぶ前に放映された、NHK総合のクローズアップ現代「“10歳の壁”を乗り越えろ」で紹介されていたもの。ここで言う「10歳の壁」とは……。

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■コマ大数学科140講:そろばん

昔から「読み書き、そろばん」という言葉があって、まぁ、人としての素養というか、最低限、学ぶべきことの「喩え」かも。現在の日本において、日本語を読み書きできない人や、簡単な四則演算をできない人は、限りなくゼロに近い。識字率の高さや、日常生活における計算能力は、世界的な視野で見れば、日本の平均的、教育水準の高さでもある……が、「読み書き、そろばん」という言葉は、世もつれ「読み書き、パソコン」になってきた……。はたして、「読み書き、パソコン」のリテラシーが、ちゃんと、日本の文化や、日本の教育現場に根付いているのだろうか「たけしのコマ大数学科」

問題:「そろばん」を使って、1から138までの数を足すとき、そろばんの一の位の一番下の珠(青い珠)は、何回動くでしょうか?

今回の問題は、実際に「そろばん」で、1から138まで足してみればわかる。たとえば、「4+1」を計算する場合、「4」で青い珠は、1回動き、「5」で下がるので、それも1回とカウントする。珠をクリックして、確かめてみてね。

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