■爆笑問題のニッポンの教養:上田泰己

 今回、爆笑問題が訪れたのは、システム生物学の上田泰己(うえだひろき)教授。1975年生まれの32歳。若い。すでに、28歳のときに「分子時刻法」と呼ばれる体内時計のズレを測定する方法を開発。これにより、わずか数時間、たった一度の測定で体内時計の測定を可能にしたという。また、「真夜中に強い光を浴びると体内時計がバラバラになる」ということも実証。この現象はシンギュラリティ現象といって、30年以上の間、誰も解決できなかったそうだ。すごく、興味深い話だったので紹介。

Bakushomondai

※似てないどころか、なんか怖いっす^^;

≪参考≫
NHK総合 爆笑問題のニッポンの教養
FILE021:「体内時計」は いま 何時?(12月11日放送)

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■「ゼロの誕生」再び

 以前のエントリで、木下眞二氏の考案した数学パズル「ゼロの誕生」を紹介した。そのとき、私のしたことは、4桁、5桁の整数の二乗をひとつひとつチェックして元の数と同じ桁数の「0」が含まれる数を抜き出したにすぎない(詳しくは過去記事を参照のこと)。木下眞二氏からは「数学文化(No.8 2007)」という本に「ゼロの誕生」の解説記事が掲載されていると教えていただいたものの、数学落ちこぼれの爺には、ちょっと難し過ぎる本というイメージが強く、敬遠していたんだよね。だいぶ日が経ってしまったけれど、アマゾンで取り寄せ、読んでみてた。

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■Flash:ノミのジャンプ

問題:互いに1メートルの距離をおいて3匹の猫がいる。この3匹の猫を結ぶ線の内側に1匹のノミがいる。ノミは、いずれかの猫めがけてジャンプするが、たえず目測を誤り、目標とする猫の半分の距離までしか跳べない。ノミは目標とする猫を気まぐれに選び、ジャンプを繰り返す。はたして、ノミは猫にたどりつくことができるか。また、ノミが着地できる場所はどの部分か。もしも、ノミが着地した場所に印をつけていくと、面積はどのくらいになるか。

出典:数学の部屋ノミのジャンプ

 ノミの軌跡がどんな図形になるかを思い浮かべて、画面内をクリックしてね。

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■哺乳類と爬虫類のあいだ

「哺乳類と爬虫類の違いを答えよ」と質問したら、多くの人は「哺乳類は子供を産んで育て、爬虫類は卵を産む」と答えるのではないだろうか。しかし、哺乳類である「かものはし」は卵を産む。

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「イルカ」や「クジラ」は海に住む哺乳類だ。イルカやクジラが魚類と違う点は「卵生」「胎生」の他に、尾びれの付き方が違う。イルカやクジラは身体の上下運動で進むため、尾びれは水平についている。いっぽう、魚類は左右に身体を動かして進むため、尾びれは垂直に付いている。

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■爆笑問題のニッポンの教養:渋滞学

 先日、NHK総合で「爆笑問題のニッポンの教養」を見た。この番組、爆笑問題のふたりが、いろんな分野の研究室を訪れるのだが、今回は「渋滞学」の西成活裕氏だった。西成氏のコンピュータを使った渋滞シミュレーションや、実際に人間を使った実験などは、他の番組で知っていたが、この番組では、西成氏の人となりを窺い知ることができ興味深かった。

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■Flash:囚人の川渡り問題

「おれは~♪ジャック・バウワ~♪なんだ、かんだ、し・な・な・い~♪」秋の番組再編時期とあって、「24(トウェンティ・フォー)」の10日間連続放送が組まれていて、「たけしのコマネチ大学数学科」は今週も休講だった。

問題:脱獄に成功した4人の囚人の行く手を深くて暗い川がさえぎる。ボートは2人乗り。それぞれの囚人は、1分、2分、4分、8分で川を渡ることができるが、2人乗りの場合、遅い漕ぎ手のペースに合わせなければならない。どのような漕ぎ手の組み合わせで川を渡ったら最短時間で全員が川の対岸へ渡り切ることができるか?

助手:「所長、なんか唐突に『囚人の川渡り問題』ですけど、これって『プリズン・ブレイク』を意識しているんですか?」
所長:「そんなことで『24』に勝てるか!」
助手:「やっぱり^^;」