■コマネチ大学数学科55講:カメレオン

 関東圏では木曜深夜に放映の「たけしのコマネチ大学数学科」。編集者の目を気にしつつ、金曜日中にこの記事をアップしようとしたけれど、「カメレオン」に悩まされて、日付を超えてしまった。29日は、いよいよ参議院選挙だ。「♪そろそろ来る~カメレオン♪」なのか「たけしのコマネチ大学数学科」第55講。

(※註:番組では、黄カメレオンとしているところを、ビジュアル的な考慮から、本ブログでは、緑カメレオンとしている。早口言葉的には、赤カメレオン、青カメレオン、黄カメレオンのほうがよいと思う)

問題:赤カメレオンが1匹、青カメレオンが2匹、緑カメレオンが10匹、合計13匹のカメレオンがいる。色の違う2匹が出会うと、残りの色に(赤と緑なら、青というように)変化する。すべてのカメレオンが同じ色に変わるには、最小限、何回の出会いが必要か?(注:出会いは違う色の1匹ずつ。同じ色では変化しない)

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■オートマトン

 セルオートマトン(Cellular Automaton)とは、ひとつひとつのセル(細胞、あるいは、区域)がオートマトン(情報を自動処理)して、自己増殖するプログラムだ。「ライフゲーム」もセルオートマトンの一種。その(自己増殖の)ルールは非常に単純なものだが、情報処理を繰り返し行っていくと、全体としてはおもしろいパターンが出来上がる。ここでは、ある程度進んだら2つに枝分かれするルールを適用してみる。

 ランダム(乱数)要素を入れているので、「枝の広がり」の数値を変更しても、変化を感じにくいかもしれないが、最小値の「10」と最大値の「90」では、結果的に大きく違うことを確かめてほしい。

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■思考する機械

新しい脳内構造の解釈
http://members.goo.ne.jp/home/north-lab

脳生理学をわかりやすく図版を用いて解説しているノースさんの研究所。じつは、当「ガスコン研究所」の「インターネットが意識を持つとき」というエントリにコメントをいただいていたのだが、自分の研究(なんの研究だ^^;)だけで手一杯で、なかなか、ノースさんの研究成果について言及することができなかった;;

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引用:copyright north-lab

一言で感想を述べるならば、なにやら、あやしげな雰囲気でじつに楽しそう。「もし、あなたが神様で、ニューロンだけを原料として与えられたら・・・どのように「心」を作りますか?」というところから、脳のしくみを解き明かしていく。

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■激突!ラジコンロックのキャラの変貌^^;

404 Blog Not Found:才能に関して知っておくべき二つのこと

2. 才能というのは、「ある」「ない」より、「育つ」「育たない」という側面が大きい

かつての漫画家というのはおしなべてそんな感じ。デビューしてから絵が「固まる」のには10年ぐらいかかっている。

まずは実例というわけで、恥ずかしながら、私が漫画家時代に描いた作品。

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■才能グラフを描いてみた

404 Blog Not Found:才能に関して知っておくべき二つのこと

1. 業界が成熟すればするほど、業界内で成熟するのは難しくなる。

小飼弾さんのブログは、毎日、ものすごい勢いでエントリが増えているので、1週間前の7月16日にエントリされたこの記事も、すでに遠い過去のような気がする……が、あえて、Flashで「才能グラフ」を描き、視覚的に表現……って私はなんてバカなことをやっているんだろう^^;たんに数式で正規分布図を描きたかっただけだったりして……><;

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■コマネチ大学数学科54講:和算パート3

今日(7月20日)は、竹内薫センセの「はじめての数式処理ソフト(CD-ROM付)」の発売日だったので、近くの文教堂と有燐堂に行ってみたのだが、どちらの書店にも置いてなかった;;やはりアマゾンで注文したほうがいいかもの「たけしのコマネチ大学数学科」第54講。今回は「NPO和算(WASAN)」が主催している「算額をつくろうコンテスト」からの出題。

問題:1辺が1cmの正方形の各辺に正三角形が外接している。この正三角形の頂点を中心とした直径2cmの円をそれぞれ描く。このとき、新たに生まれた4つの交点を結んでできる正方形の面積を求めよ。

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■Flash8:マンデルブロ集合の描き方

「たけしのコマネチ大学数学科」はサッカー中継のため放送されず延期。「薫日記」で放送延期になったことは知っていたのだが、だらだらとサッカーを見てしまった。で、今週はやることもないので、私がこれこそは「美しき数学」と思う「マンデルブロ集合」をFlashで描いてみた。ネットで検索すればマンデルブロ集合を描くプログラムはたくさんある。でも、私の知るかぎりFlashでマンデルブロ集合を描くという人はいない。こんなおバカなことに誰も挑戦しないのは、めちゃくちゃ描画が遅いからなのよね><;

マンデルブロ集合を「神の指紋」と例える人もいる。神秘主義に陥るのはどうかと思うが、たったひとつの数式から無限に広がる不思議な図形を描くことができるのは、やはり驚きだ。描画が終わるのをただ待っていてもしかたがないので、「マンデルブロ集合」のおさらいをしておこう。

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■コマネチ大学数学科53講:数学オリンピック

2014年冬季オリンピック開催地はロシアのソチに決定した。韓国の平昌(ピョンチャン)は、2010年の冬季オリンピックに続き、またしても決選投票で涙を飲む結果となった。そんな国際オリンピック委員会(IOC)とは、まったく関係のない「たけしのコマネチ大学数学科」の第53講。今回のお題は、2001年国際数学オリンピック(IMO)の予選問題。

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問題:縦が8、横が7の長方形の中に図のように5つの合同な正方形が詰め込まれている。正方形の1辺の長さを求めよ。

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■蟻

爺になると、ボーとすることが多くなった。1日が何をするともなく過ぎていく。究極の爺の姿は、日向ぼっこをしながら「蟻」の姿を眺め、1日を過ごすことだろう^^;

で、古い話で申し訳ないのだが、このFlashを作って思いだしたのが「蟻」という小説。

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「蟻」(上・下巻)
著者:ベルナール・ウエルベル
訳者:小中陽太郎/森山 隆
発行:ジャンニ・コミュニケーション
発売:ライブ出版
価格:1500円+税

私の手元にあるのは、上記のもの(1996年5月 第6刷)で、古書としてしか入手できないが、星雲社からも再発行され、その後「蟻」と「蟻の時代」、「蟻の革命」という一連のシリーズが角川書店から文庫として発行されているみたいだ。

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