■青春少年マガジン1978~1983

青春少年マガジン1978~1983
青春少年マガジン1978~1983
(KCデラックス)

小林まこと/著
講談社
980円

 週刊少年マガジンのY氏(小林まことの担当編集者)が上記の本を贈ってくれた。小林まことが講談社新人漫画賞を獲ったときの模様が描かれていて、この漫画の中に若き日のガスコン爺も、「もろが卓」という名前で、ちょびっとだけ登場している^^;

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■書籍:あっという間のエクセル術

あっという間のエクセル術
あっという間のエクセル術

金矢八十男/著
学研M文庫 知の法則シリーズ
680円(税込)

サイズ:文庫 200頁
ISBN:4059020818
刊行日:2008/11/21

「ガスコン研究所」の爺が書いた本が出たので、ちょっと宣伝。意外と知らないエクセルの便利技を簡潔にまとめた本。文庫なので、持ち運びが楽なモバイルサイズ。通勤電車の移動時間、ちょっと一息のコーヒータイム、トイレの中でも、いつでもどこでも、すぐに読めて、すぐにわかる……というのが本書のウリ。

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■書籍:至福の超現実数

至福の超現実数
至福の超現実数
純粋数学に魅せられた男と女の物語

ドナルド・E・クヌース/著
松浦俊輔/訳
柏書房
1500円+税

 クヌース教授が若き日に書いたという「至福の超現実数」には、「純粋数学に魅せられた男と女の物語」という副題がついている。アリスとビルは、システムに組み込まれるのが嫌で、文明から遠く離れた、インド洋に浮かぶ無人島で「自分探し」の休暇を送っていた。何事も起こらず、退屈な日々が続き、そろそろ「文明」が恋しくなった頃、ビルはヘブライ語が記された奇妙な岩を発見する。どうやら、岩には「数の創造」の物語が書き込まれているらしい。ふたりは、その解読に夢中になっていく……。

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■書籍:天才の時間

天才の時間
天才の時間
竹内薫/著
NTT出版
1600円+税

 竹内薫センセは「天才たちには、ある共通点があるのではないか?」と考えた。それが「天才の時間」だ。天才たちの生涯は、天才たらしめる偉業を達成する前に、必ず、世間や仕事など、そういった雑事から開放された時間が存在するという。「休暇」、または「熱中する時間」、あるいは「熟成期間」と呼んでもいいが、本書では、それを「天才の時間」と呼ぶ。

 そして、本書のカバーに仕掛けられたギミックとは……?(ギミックとは、手品などの「仕掛け」という意味なので、これでは、「仕掛けられた仕掛け」となり、「馬から落馬する」と同じ、重複表現になっちゃうかも^^;)

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■書籍:地図男

地図男
地図男
(ダ・ヴィンチブックス)

真藤順丈/著
メディアファクトリー
1200円(税別)

 百科事典のような大判の地図帖には、どのページの余白にも、びっしりと細かな文字が書き込まれている。それだけでなく、付箋や紙端がわしゃわしゃと貼られていて、閉じることもできないほど、分厚くふくらみ、はみ出している。その地図帖を抱え、関東地域を漂浪し、あちこちに出没する「地図男」とは? そして、地図男の紡ぎ出す物語とは……。

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■粘菌が迷路を解く?

 かなり前に「サイエンスZERO」という番組で、粘菌が迷路を解く様を見て、爺は「粘菌」にすごく興味を抱いた。竹内薫センセも粘菌に熱い眼差しを注いでいるようで、何度か北海道大学の中垣俊之准教授を訪ねているようだ(薫日記:粘菌が熱い)。

 上の図は、過去記事「オートマトン」で爺が作成した「二分木構造」を描くFlashの画像を加工したもの(「粘菌」の画像をそのまま引用しちゃうと、著作権侵害の怖れがあるため^^;)。でも、簡単なスクリプトで描いた図形でも「粘菌」ぽく見えないこともない^^; それは、ともかく、注目すべきは「迷路を解く」という、知的な作業を、脳も神経もない、多核細胞がなぜ解くことができるのだろうか。

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■小学生にもできる魔方陣の作り方

 「魔方陣」とは、縦横斜めのマス目の数字を足したとき、同じ数になるように配置したもの。これまでも魔方陣に関連する話題は、「たけしのコマ大数学科」でも、何度か登場してきたが、爺は、本質なところで、理解していなかったのかもしれない。それは、どうすれば、魔方陣を作り出せるかという、魔方陣の持つ根本的な性質だ。

 まずは、「5方陣」の作り方を見ていただきたい。この記事の後半では、誰でもオリジナルの魔方陣を作ることのできる方法を紹介する。

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■書籍:「少年マガジン」五〇年 漫画表紙コレクション

 講談社「少年マガジン」編集部から贈呈本が届いた。少年マガジン50年分の表紙がカラーで掲載されている。爺が30年も昔、「少年マガジン」で「サクセスボーイ」の連載を開始したときの表紙も掲載されていた。

「少年マガジン」漫画表紙コレクション
「週刊少年マガジン」 五〇年
漫画表紙コレクション

週刊少年マガジン編集部
(新書 – 2008/9/19)

 本書の98ページ。「1978年 36号『サクセスボーイ』原作/牛次郎、漫画/もろが卓」とゆーのが、それ。爺は昔から爺だったわけではない。漫画家当時は「もろが卓」と名乗っていたのら^^;

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■書籍:数学の遺伝子

 今回は、小島寛之センセの「数学の遺伝子」(2003年刊)からの紹介。パン生地をこね棒で2倍の長さに引き伸ばし、それを折りたたみ、重ねて半分の元の大きさに戻す。これを繰り返していく……。

20080903_01

 この「パイこね」を数式で表すと、
f(x)=2x(0≦x≦0.5)
f(x)=2-2x(0.5<x≦1)

パイこね変換図

20080903_02

問題:パイこね変換で動かない数、つまり、f(x)=xとなる数を求めよ。 また、パイこね変換で2周期、つまり、f(f(x))=xとなる数を求めよ!

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■書籍:へんな数式美術館

 「へんな数式美術館」は、世の中のへんな数式を集めて、その不可思議さと美しさを鑑賞する本。もちろん、その数式の意味を竹内薫センセが、爺のような数学素人にも、なんとなくわかった気になるよう、噛み砕いて解説してくれる。

20080901_01

 当ブログの過去記事「書籍:夜中に犬に起こった奇妙な事件」で紹介した「生き物の公式」も本書に掲載されている。


(※Flash8のソース:robert_may02.zip

 この式の不思議なところは、係数(γ)が「3.57」を超えると、とたんにカオス的なふるまいを見せることだ(過去記事のFlashの流用だが、今回は、数値設定のステップ数をちゃんと「0.01」刻みにした^^;)

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