■マカフィーの悪夢再び

 以前「マカフィーの摩訶不思議」というエントリで、セキュリティソフト「McAfee」について書いた。新しいパソコンを購入したとき、バンドルされていた「マカフィー」のアンインストールに失敗して大変だった話……だ。先日、必要に迫られて、仕方なくウィンドウズVISTAを導入した。昔は新しいパソコンを購入するとうれしかったものだが、今では面倒という気持ちのほうが勝る。じつは、パソコンを購入したのは、2カ月近く前なのだが、これまで箱を開ける決心がつかなかったほどだ^^;

 なにが面倒かというと、パソコンを使えるような環境にするには、いろいろなソフトを組み込んだり、設定をしなければならないことだ。まずは、インターネットに接続して、メールソフトを使えるようにする。これまでのメールデータは、パソコン内には保存せずに外部ハードディスクに保存しているので、データの移行はしなくても、メールソフトを組み込むだけで、これまでと同じ環境で使うことができる。ところが、今回、購入したパソコンにも「マカフィー」がバンドルされていた;;

 私が「マカフィー」を嫌うのは、とにかく「俺が、俺が……」と出しゃばりなこと。「私にマカフィーなさい!」というお節介おばさんか……。ちょっとヘンなたとえだが、駅前など人が集まるところで「あなたの幸せを祈らしてください」と寄ってくる若者がいるよね。彼ら、彼女らの宗教感に言及するつもりはないが、私の幸せを祈るなら、私にわからないところでひっそりと祈ってもらいたいと思うのは私だけ? マカフィーにも、そういった押し付けまがしさを感じる。技術力は高いのだろうが、あまりに自己主張するソフトはウザったいだけ。セキュリティソフトというのは、普段、目立たないようにして、陰で支える「縁の下の力持ち」的なソフトではないのか。IEや、Firefoxに目立つボタン付きのプラグインを組み込むし……><; とくに私の場合は、仕事で画面キャプチャをすることがあるので、よけいなボタンが表示されているとマズイのよね。

 それにマカフィーが入っていると、ブラウザーでのウェブ閲覧や、メールの受信がおそろしいくらいに重くなる。いくらセキュリティのためとは言え、パソコンを毎日使う身にとっては、とても耐えられない。

 もうひとつ、ことセキュリティーについては、けっこう深刻な問題であることはわかるのだが、いたずらに危機感を煽るのも、どうかと思う。しかも、それをたどたどしい日本語で注意されると、よけいにハラが立つ。お客様センターなどに電話したとき、どうみても、たどたどしい日本語の外国人オペレータに当たってしまったような感じ。別に外国人を差別しているのではなく、お客様センターは、ユーザーが困った状態のとき電話するもので、少なくともこちらが何に困っているのかを判断できること、会話によるコミュニケーションが成立しないと、ダメでしょ。ウィンドウズ98の頃は「不正な処理を実行しました」なんてエラーメッセージが表示された。私はなにも不正なことはしていないのに! と憤慨した人や、意味もなく後ろめたい気持ちを抱いた人も多いと思う。マカフィーの日本語はそこまでひどくはないが、日本語化に際しては、びみょ~なニュアンスにまで気を遣ってほしいと思う、今日この頃なのだ。

 「マカフィー アンインストール」などの検索キーワードで、この「ガスコン研究所」を訪れる人が少ないながら、コンスタントにいる。以前のエントリにも書いたが、マカフィーをいっぺんにアンインストールしようとすると失敗する。一番確実なのは「VirusScan」を初めにアンインストールして、上から順にひとつずつアンインストールしていく方法だ。「SecurityCenter」は、必ず一番最後にアンインストールする。また、アンインストールを実行後「再起動」を求められたら、素直に従ったほうがよい。誤動作することがあるらしいのだ。ひとつずつアンインストールして再起動の繰り返しは、時間もかかるし苦痛だが、これを乗り切れば、登録を催促するポップアップ・ウィンドウ攻めに苦しめられることはなくなる^^;

 あまりの怒りのために、いつもはビジュアル重視派の私だが、画面キャプチャをする余裕もなく、即刻、削除してしてしまった^^; というわけで、文字だけのエントリを最後まで読んでくれた「あなた」の幸せを爺は蔭ながら祈ろう「まかふぃー!」

“■マカフィーの悪夢再び” への3件の返信

  1. Vistaって挙動不審で(笑)、僕もあんま使ってません。と言うか殆んど使わなくなってしまいました。
    今はLinuxにしています。ホント、セキュリティソフトとかいらなくって軽いですよ(笑)。
    セキュリティソフトの問題ってのはいくつか違う(例えばウィルス用、スパイウェア用)ソフトを入れてると中でぶつかったりするんですよね(笑)。特に最近のアプリケーションはネット経由でアップデート知らせてくれる仕様になってんのが多いんですが、この機能が「スパイウェア」に間違えられたりする(笑)。たまったモンじゃあないです。
    VistaもExplorerがかなり脆弱で、複数ソフト走らせているとしょっちゅう落ちます。腹立ちますね。
    その点、Linuxはそんな事無いので、重宝しますよ。

  2. 私、プレイステーション2のLinuxキットを持っているのですが、それじゃ、ダメですか^^;
    てか、買ったはいいが、起動すら、していません;;

  3. いいんじゃないでしょうか(笑)?
    今、結構Linux簡単になってきていますよ。
    それと「Live CD」ってスタイルが流行ってきてるので、ハードディスクにインストールする前にCD/DVDからブートしてみて試せる、と言う「軽量の」Linuxが主流になってきています。だから何個かディストリビューションをインストール前に試せるんです。(しかもタダで!!!)
    主なトコですと、亀田愛用している「Ubuntu」とか、Maxima解説本(4,000円以上する方の)での指定Linuxの「KNOPPIX」とか、USBメモリスティックから立ち上げられる程軽い、と言う評判の「Puppy Linux」とかですね。それぞれ特徴があるんで、シャッフルしながら使い勝手調べてみればいいと思います。
    全部GUIなんで、Windowsみたいに直感的に操作出来ます。
    特にMaximaなんかは元々Linux上のGCL(GNU Common Lisp:Windows版もMac版もない)で開発されて動くように設計されてたモノなんで、相性は抜群ですね。

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