先日、夕方のテレビのニュースで「シカゴで17年ゼミが大量発生」というニュースを見た。木の幹にも葉にも、セミがびっしり。木の根元にはうず高くセミが密集している。なんでこの時期? これも暖冬の影響? と思ったが、アメリカでは17年周期で大量発生するセミがいるらしく、その数は、数十億匹とも言われ、はんぱな数じゃない。それだけの数のセミが一斉に鳴きだすと、上空を飛ぶ飛行機の音も聞こえなくなるほど、すさまじいという。しかし、騒音被害くらいで、他に害はない。それどころかセミは貴重な蛋白源。とくに羽化したばかりの青白いときがおいしい(?)ということで、日本人のリポータが生で食べていた。地元の人たちは「セミ・パーティ」を開き、クッキーなどにセミを混ぜ込んで焼いて食べている映像も流れた。
「素数ゼミの謎」 吉村仁/著 石森愛彦/絵 出版社:文芸春秋 ISBN:978-4-16-367230-4 発行年月:2005年7月 価格:1500円(税込) |