■GoogleLookup

Google Docs & Spreadsheets にいくつかの機能が追加された。その中で、Googleらしくておもしろいなぁと思ったのが、GoogleFinance と GoogleLookup という関数だ。

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GoogleFinance は、株価を表示するもの。たとえば、セルに「=GoogleFinance("GOOG","price")」と記入しておけば、グーグルの株価が表示される。株価は20分程度の遅れはあるものの自動更新される。「エクセル」にも「Webクエリ」という、Webページのデータとリンクして自動更新される機能があるが、Google Spreadsheets では、セルに関数を記入するだけの手軽さ。もともとオンラインで表を作成しているので、ネットとの親和性が高い。株価に興味のない私には、GoogleFinanceは、どうでもよいのだが、もっと利用範囲が広いのが、GoogleLookup だ。上の例では「=GoogleLookup("Japan","Internet users")」とすると、日本のインターネット人口が表示される。

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試しに日本を代表するメジャーリーガー、松井秀樹とイチローをLookupしてみた。もちろん野球選手だけでなく、ミュージシャンや俳優などでもできる。
http://spreadsheets.google.com/pub?key=ph3-VcU9_UfXby06wIJVdIw

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太陽系惑星の太陽からの距離と、1日の長さを表示させてみた。参照しているページが違うせいか、単位が統一されていない。ん? それどころか、地球と太陽の距離が短すぎるぞ( Millionが抜けている^^;)。でもまあ、GoogleLookup の意味するところは、「分からないことはインターネットで検索する」時代から、「インターネットを智の共有として捉え、どこからでも再利用できる」時代への移行だろう。セルには、参照元サイトのリンク情報も含まれている。パブリッシュすると、リンク情報がズラリと表示される(下のリンクをクリック)。
http://spreadsheets.google.com/pub?key=ph3-VcU9_UfVuwMAo1sPoXw

■Google Docs & Speadsheets の新機能
http://www.google.com/google-d-s/whatsnew.html
■GoogleLookup 関数の使用例
http://docs.google.com/support/spreadsheets/bin/answer.py?answer=54199