ふだん家から一歩も出ない、ひきこもり生活を送っているが、月に一度くらい、校了とか、打ち合わせのため、編集部に行く。原稿や画像の受け渡しはネットで行えるが、インターネットの時代になっても、直接、顔を合わせての打ち合わせが必要だ。しかし、めったに人ごみに出ることはないし、歩かない私にとって、かなり疲れることで、家に帰るとぐったりしてしまう「たけしのコマネチ大学数学科」の第18回。
今回の問題は、野球選手A~Eのデータを元に、どのポジションに割り当てたら、チームの戦力をベストにできるかというもの。データの数値は、低いほどよい。つまり、データの数値は、エラーの数と考えるとわかりやすい。
今回もマス北野は数学的なカンを見せる。データをゴルフのスコアと見なし、最小値を「パー」と考え、各選手の最小値をデータから引く。
最小値「パー」の合計は「26」となるので、ポジションの割り当ては、いかに、この最小値に近づけることができるかが問題となる。それで、各選手のパー「0」をチェックすると、ポジション「SS」では、選手が重なり、いっぽう「外野」では誰もいない状況になる。
B選手の「3塁」は決定で、「1塁」はC選手にまかせてもいいだろう。問題は、「外野」を誰が務めるかである。もし、A選手が「2塁」のポジションをとったら、D選手か、E選手が「外野」をやらなければならなくなり、どちらも「+3」でチームにとっては、ありがたくない。A選手が「外野」をやってくれれば、「+1」で収まる。残る「2塁」と「SS」だが、D選手が「2塁」をやると「+3」になってしまうので、E選手が「2塁」(+1)、D選手が「SS」ということで、チームとしては、ベストなポジション割り当てになる。
中村亨センセの「美しき数学」では、さらに手順を追加し、確定的にポジションを決定できるようにデータを組み立て直していたが、私としては、マス北野の「パー」と「ハンデ」という考え方のほうがわかりやすかった。
こういった考え方は、現実の問題として広く使われているようだ。番組では「線形計画法」が紹介されていた。中村亨センセの言うとおり、選手が5名の場合は、選手のポジションの組み合わせは、5の階乗で120通りだが、選手が10名になると、3,628,800通りにもなる。力まかせに、すべての組み合わせを実行し、最小値を求めるやり方では効率が悪い。そこで、いろいろなアルゴリズムが考えられているという。
ところで、関係のない話だが、あるブログで「編集者Blogはナゼ滞るのか?」という記事を目にしたが、その理由として……
1.通常業務が忙しいので書けない。 2.編集後記ノリのヌルイ内容では厳しい批判に晒されるので書けない。 3.特に主義主張がある訳でもなく書くべき事が無いので書けない。 4.給料が増える訳でも講演依頼が来る訳でも無いので馬鹿らしくて書けない。 5.編集長も書いてないから...。 6.怠け者の家系なので...。 |
……と理由を挙げていた。もちろん、これには「ライター」の立場は含まれていないが、「ライターのブログはナゼ更新が滞るのか?」ということならば、それは「編集者が見ているから」という項目を付け加えたい。もし私が編集者の立場なら、お金を払って原稿を依頼しているのに、その原稿の締め切りを守らずに、一銭の得にもならぬ、ブログの記事を書いている。「そんな時間があるのなら、1時間でも、1分1秒でも早くこちらの原稿をアップしろ!」と思うのがトーゼンだ。やはり怒りますよ。つまり、ブログの更新ができるのは、ちゃんと締め切りを守っているライターのみ……とゆーか、少なくとも、修羅場ではない状況、人間関係が壊れない状況ということなんだよね。
コマネチ大学数学科18講
不在中の録画は立て続けに見るコマネチ大学数学科。
カーマーカー特許とソフトウェア
今野 浩
今回の問題は、割当問題。講師は中村先生。
深夜に数学2
こんばんは。
夏休みは妻の実家ぐらいにしか行かず,積読になっていた本を読んだり,わりとのんびり過ごした菅野です。
矢澤さん,吉田さん!海外旅行いいですねー♪
うらやましいですが,子どもが小さいので,まずは国内から攻めてみます!
さてさて,前回(深夜に……